スコーチはすこーし喋る。

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よいこのみんなー!

こーんにーちはー!!

シーフードおじさんとGTおじさんだよっ!

 

 

 

あれれー?

みんなの声が聞こえないぞー?

おじさんたちのライフルの音より大きな声でもう一度?

 

 

せーの!

こーんにーちはー!

 

 

 

 

 

シーフードおじさん

「って誰もいねーか」

 

GTおじさん

「今スコーチの鳴き声がしたな」

 

シーフードおじさん

「鳴き声って、人間だぞあいつら」

 

GTおじさん

「元・人間な」

 

シーフードおじさん

「ここまで来たけどスコーチの皆さんが何で俺を襲ってくるのか全然わかんなかった」

 

GTおじさん

「だから言ったろ?アイツらはぶっ殺すしかねーんだよ」

 

シーフードおじさん

「あれかな?ボルトに隠れて生き延びた俺たちへの憎しみかな?」

 

GTおじさん

「そうかもな」

 

シーフードおじさん

「なんだか悲しいね、喋れるんだから会話できそうなのに」

 

GTおじさん

「それは無理だろうな。

それより基地がやべー、防衛戦だ。基地戻るぞ」

 

シーフードおじさん

「うわー、スコーチの皆さんじゃん

なんでここに基地があるってわかるの?

どっかで誰か見てるとしか思えねーよ」

 

GTおじさん

「すげーいるな、何匹殺せばいいんだよ」

 

シーフードおじさん

「匹って!あいつら人間だぞ」

 

GTさんおじさん

「元、な」

 

 

たった数日俺より早くボルトを出ただけなのにこの価値観の違い、GTおじさんに一体何があったのか聞きたいけど、表情からは感情が全く読み取れないから中々踏み込めない。

 

この後山に入った俺たちは狼の群れと戦った、群れのボスらしき狼の腹の中から結構な装備が出てきた、人の腕と一緒に。

 

腕を捨てて装備だけ拾ってきた。

狼より弱い奴の装備でこの先生きていけるのか不安な所だが、今の皮製品よりはマシだろう。

かなり臭う、どうにかできないだろうか。